日本シャフルボード協会
公認競技規定
日本シャフルボード協会(以下協会という)の主催又は後援による競技会及び協会の公認を求める競技会(以下競技会という)は、以下の規定に従って開催されるものとする。
なお、この競技規定に於ける用語は、特に記述の無い限り、1994年7月25日制定の{シャフルボード用語解説}に準拠するものとする。
第1条 競技会に於ける試合は、16フレーム制、75ポイント制、又は75ポイント16フレーム併用 制(以下併用制という)で行われるものとし、それぞれにウオ−キング・シングルス、ノンウオ―キング・シングルス及びダブルスが有るものとする。
但し、16フレーム制で行われる競技会において、トーナメント・デイレクターが妥当と判断する場合には、8フレーム制又は12フレーム制の採択が許認されるものとし、特定の競技会において、予選から決勝戦に至るまでの試合に採択することも、トーナメント・デイレクターの裁量に委ねるものとする。
第2条 フレーム制において、全フレームの2分の1を終了したとき、選手はコートサイド・チェンジをして、引き続き後半の試合を行う。
但し、試合再開前に約5分間の休憩を取ることが出来る。
第3条 競技会に於けるコート及びカラーは、トーナメント・デイレクターが定めるものとし、選手は定められたコート及びカラーにより、試合を開始しなければならない。
ダブルスにおいは、パートナー同士が同一のカラーのデイスクを以て、コートの両端で競技する。
第4条 試合開始及びコート・チェンジ後の試合開始に先立ち、各選手は定められた自分のコート及びカラーにおいて、プラクテイスをすることを許されるものとする。
但し、プラクテイスの数及びセットデイスクの実施は、トーナメント・デイレクターの裁量に委ねるものとする。
第5条 試合は、イエローが最初にシュートし、開始される。
イエローに次いでブラックがシュートし、全てのデイイスクがシュートされるまで交互に競技を行う。 イエロ−は常にコート・ヘッドでは右側から、コート・フットでは左側から競技を行う。
第6条 カラー・リード等競技方法の誤りを、其のフレーム終了前に発見した場合は、そのフレームをやり直すものとする。
競技方法の誤りを、其のフレーム終了後に発見した場合は、其のフレームは有効なものとし、次のフレームから正しい方法で継続するものとする。
第7条 各フレームの開始にあたり、自己のデイスクをコート上のスターテイング・エリアに、ラインに触れることなく置くものとし、シュートするときは、自己のどのデイスクもラインに触れてはならない。
(ペナルテイ−:10点減点)
第8条 シュートに先立ち、ジョギングを行う場合、前条規定のラインに触れることが許されるものとし、ペナルテイは課されない。 但し、このジョギングの際、終始其のデイスクにキューが触れていなければならない。
第9条 ヘジテーション・ショット及びフック・ショットは行ってはならない。
キューをデイスクに付け、常に同一速度による継続的な動作により、真っ直ぐ前方に推し進めなければならない。 (ペナルテイ:10点減点)
第10条 反則ショットによるキュー、デイスク等がライブ・デイスクに接触又は移動(以下移動という)させた場合、移動された対戦相手のデイスクの得点は、保障されるものとし、移動したデイスクは、全て取り除かれる。
第11条 選手はシュートの際、ガターのベースラインの延長線の後方に経つことが出来る。但し、隣接コートに踏み込むことは許されない。 (ペナルテイ:5点減点)
第12条 選手はデイスクを集める場合及びウオ―キング・シングルスにおいて次のフレームに移行するためガターを歩行する場合を除き、ベースライン及びベースラインの延長線を踏むこと、又は踏み込むことは許されない。
第13条 選手はシュートの際、手、足、ひざまたはその他の体の一部をベースライン及びベースラインの延長線に触れ、或いは其のラインを越えてコート又はガターに触れてはならない。 (ペナルテイ:10点減点)
第14条 選手はレフェリーに対し、デイスクの位置について、質問をすることが出来る。 但し、選手自ら確認することは許されない。
第15条 選手は競技中、レフェリーの許可なくコートを離れることは許されない。 (ペナルテイ:10点減点)
第16条 選手は、対戦相手の競技を阻害する位置に立つこと、或いはキューによって阻害してはならない。シュート後、選手はコート後方にキューを垂直にして、立たなければならない。 (ペナルテイ:5点減点)
第17条 選手は如何なる場合もライブ・デイスクに触れてはならない。触れた場合は其のフレームをやり直すものとする。 (ペナルテイ:5点減点)
第18条 選手は、対戦相手の競技に影響を及ぼす言動を慎まなければならない。 何人たりとも競技中の選手を指導することは許されない。また手等による合図も許されない。
第19条 極端に競技を遅延せしめる行為は許されない。 戦略の決定とシュートに要する時間は最小限に止めなければならない。
第20条 競技中一旦コート外に出て再びコートに上に戻った(以下リバウンドという)デイスクは直ちに取り除かねばならない。リバウンド・デイスクがライブ・デイスクを移動させた場合、或いは他のデッド・デイスクを動かしてライブ・デイスクを移動させた場合、其のフレームをやり直すものとする。 但し、第8デイスクのシュートにおいて、リバウンドに起因するライブ・デイスクの移動が既に判定されたデイスクのみの場合は、競技のやり直しはせず、リバウンド直前の得点が計上される。
第21条 デッド・デイスクのうち、デッド・ラインに到達しなかったデイスク、スターテイングエリアの反対側のベース・ラインを通過し、ベース・ライン後方8インチ以内に止まったデイスク、コートサイドから2分の1以上越脱したデイスク、及びガターに接触したデイスクは取り除かねばならない。
第22条 対戦相手のキュー、デイスク及びこのデイスクにより移動させられたデイスクが停止する前にシュートしてはならない。 違反した場合h10点減点の上、本協議規定に第10条により、処理される。
第23条 他のコートから来たデイスクが、ライブ・デイスクを移動させた場合、其のフレームをやり直すものとする。
第24条 キューが選手の手よりはなれ、ライブ・デイスクを移動させた場合、10点減点の上、本協議規定第10条により、処理される。
第25条 コートに位置する選手の過半数がレフェリーに要求して、コートの調整をすることが出来る。
第26条 試合中に悪天候等により、競技続行が困難となった場合、トーナメント・デイレクターの判断により、フレーム完了時に中断することが出来る。この場合、トーナメント・デイレクターの判断により、競技再開が決定され、中断時点の次のフレームより続行されるものとする。 但し、後日再開されるときは其の試合の第1フレームよりやり直すものとする。
第27条 スコア・ボードの得点記入に誤りがあり、次のフレームの完了前に発見された場合は、直ちに得点を修正するものとする。 次のフレーム完了後に発見された場合は、対戦者同士の合意によってのみ、修正されるものとする。
第28条 選手は、レフェリーの許可を得る事により、微妙なデイスクの判定を自分で確認することが出来る。 その結果、レフェリーの判定に不服が有る場合は、トーナメント・デイレクターに異議申し立てをすることが出来る。 但し、この申し立ては次のシュートがなされる前でなければならない。
第8デイスクがシュートされた後の異議申し立ては、次の競技開始が指示される前に、またウオーキング・シングルスの場合は、ガターの歩行を開始する前になされなければならない。
第29条 スコアー・ボードの得点記入方法は累計方式とし、負数になった場合には其の得点を円で囲むことにより表示するものとする。
第30条 フレーム制における最終フレーム終了時、又は併用制における第16フレーム終了時に同点の場合、及び75ポイント制又は併用制において、75ポイント達成時に同点の場合、得点に差を生ずるまで2フレーム(1ラウンド)単位で、競技を続行する。
第28条 試合の勝者はスコアーカードに署名し、直ちにトーナメント・デイレクターに提出するものとする。
第29条 本協議規定に特に定めの無い選手の不当行為については、トーナメント・デイレクターが其の事実を確認の上、選手に対し警告或いはペナルテイ等を課することが出来る。
競技役員
第1条 競技委員長は試合の名称、企画、競技方法、組み合わせ、使用コート、試合開始日時、用具の点検、その他試合を円滑に遂行するための詳細について、其の全権を有するものとする。
第2条 競技委員長が競技会を企画する際は、可能な限りチーム、個人を問わず同一クラブの選手、またはチームの組み合わせが生じないよう、取り計らうものとする。
第3条 トーナメント・デイレクターは競技委員長により指名される。
第4条 トーナメント・デイレクターは競技会中、其の所在を常時明らかにしなければならない。
第5条 レフェリー及びスコアラーはトーナメント・デイレクターにより指名される。
第6条 レフェリーは競技開始及びデイスクの得点か否かを合図し、デッド・デイスクを取り除き、各フレームの終了後得点をコールし、指揮棒を以て、各シュートの得点デイスクやカラーリードを告げる。
第7条 レフェリ−は指揮棒をコート上に置くことにより、競技を中断させることが出来る。
第8条 レフェリーは、選手の反則に対し、警告を発する義務を有し、警告の後同じ反則を繰り返した場合は、本協議規定により、ペナルテイを課するものとする。 デイスクの得点か否かの判定に当たっては、拡大鏡等用具を使用することなく、デイスクの真上から垂直に見下ろさなければならない。 如何なる場合でも、トーナメント・デイレクター、レフェリー等競技役員もライブ・デイスクに触れてはならず、触れた場合は其のフレームをやり直すものとする。
協会公認のコート及び用具
第1条 競技コートの仕様は、下記資料1の通りとする。
第2条 デイスクは合成プラスチック製のものとし、9/16インチ以下の厚さ、直径6インチ、111/2オンス以上の重量を要する。競技会では前述のデイスク以外の使用を認めない。4枚のデイスクはイエロー、他の4枚をブラックとし、これら8枚のデイスクで1セットを構成する。 但し、1セットの全てのデイスクは、厚さ、及び重量は統一されていなければならない。
第3条 競技会で使用するデイスクは使い込まれたものが望ましい。 但し、新しいデイスクでも、裏面に傷をつけるなどして、すべりを改善すれば採用される。
第4条 選手はデイスクの不満足な状態について、申し立てをすることは許されない。 但し、競技委員長が不完全なデイスクを発見した場合、試合開始前に、正常なものと交換することが出来る。
第5条 キューは、全長6フィート3インチ(6‘、3“)以下とする。キューの金属部分は、コート表面に接触しないものとする。
第6条スコアボードの仕様は、別添資料2の通りとする。
その他
本競技規定に定めの無い事項についてはインターナショナル・シャフルボード協会公認競技規定に準ずるものとする。
以上
1997年11月24日
日本シャフルボード協会
競技コート国際標準規格

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